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ヒメイカ Story 2

ヒメイカ Stories 1では、ヒメイカがどんな感じの生き物かなどをご紹介してきました。
今回の2では、オスの特徴や繁殖、産卵や孵化などをご紹介いたします!


前回はメスの特徴を紹介したところで終了しましたが、その続きです。

1枚目の写真はオスです。

胴体の先端部分が白くなっているのがわかりますか?
これは、繁殖期に入ったオスが持つ精子の束です。
「精莢(せいきょう)」と呼ばれ、糸状の精子がぎっしりと詰まっています。


 

ヒメイカの繁殖は、多くの場合、このようなアマモ場で行われます。

そんなことから、繁殖期を迎えたオスたちは、メスと交接するためにアマモ場へ集まってきます。

アマモ場は繁殖の場であるだけでなく、外敵から身を隠せるほか、餌も豊富なため、ヒメイカにとって理想的な環境となっています。

そして、アマモ場にメスがやって来ると、オスたちは交接しようと一斉にメスの周囲へ群がります。

やがて、交接が始まります。

1匹のオスが交接を始めると、それをきっかけに周囲のオスたちも一斉にメスへアプローチを始めます。

交接の体勢が整うと、オスは精莢をメスへ受け渡します。
白い糸状に見えるのが、オスの精莢です。

ヒメイカは、オスが精莢をメスの腕の付け根付近へ受け渡します。
メスは複数のオスと交接し、その中から受精に用いる精莢を選んで産卵します。

この一大イベントに乗り遅れまいと、オスたちの競争はますます激しくなります。
あまりの過熱ぶりに、興奮したオスが相手を見誤り、別のオスへ交接を試みてしまうことさえあります。

※写真では、もうオスとメスの違いが見分けられますね!

メスの産卵は30~40分ほどかけて行われ、卵を一粒ずつ丁寧に産み付けていきます。
写真は産卵開始から約9分間の記録です。メスは約30~40分かけて、この作業を何度も繰り返します。
産卵場所はアマモや海藻などさまざまですが、私の観察では、産卵基質の種類よりも幅にこだわりがあるように感じています。

今回はここまでです!

次回は、産卵後の卵の成長や孵化についてご紹介いたします。


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