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ヒメイカ Story 1

函館の名産は「イカ」です。
特にスルメイカで名を馳せていました。
夏のお祭りでは「いか踊り」なんてものも披露され、自由参加もできる様です。
そんなイカ、そのものの味もさる事ながら、海老で鯛を釣る的な感じでクロマグロ漁の餌としても利用されます。
また、津軽海峡でのイカ釣船はずらりと並んで漁をする為、眩い光が津軽海峡を照らし出し函館駅前から函館空港までの海岸線「漁火通り」を夜景と共に楽しむことができます。

そんなイカのお話で始めた今回Storiesは世界一小さなイカとして知らる「ヒメイカ」のお話を紹介いたします。

ヒメイカと他のイカとの見分け方
ヒメイカはその他のイカ(稚イカ)と簡単に見分ける方法があります。
それはズバリくっつけるかどうかです。

ヒメイカだけは胴から粘着物を出せるのでこれを利用し、アマモや流れ藻などに粘着しながら休んだり移動手段としたりできるのです。
この事さえ知っておけば、ダイビング中に出会った小さなイカの見分け方の助けとなります。

ヒメイカの食事
ヒメイカならではの特徴は、食事方法にもあります。
それはあの映画のキャラクター「エイリアン」のように口が伸びる事です。
口球と呼ばれるそれはなかなか写真に写すのは難しいです…
 

獲物をがっちりと抱え込んだら自慢の伸びる口を獲物に差し込み、その中身だけを食べ、殻は捨ててしまいます。
観察していても面白い行動なので、ぜひフィールドで観察してみてください。

また、ヒメイカの主な捕食対象物は、エビやワレカラなどが一般的です。

しかし、時には共食いを見た事もありますし、魚の仔魚なども捕食する場合があります。

ヒメイカの観察時期
出現する季節は観察地により異なりますが、ここ函館の海ではほぼ周年観察できます。
しかし、繁殖期は6月~10月くらいまでに限られます。
※例外もあり海水温がすごく下がると死滅してしまう年もたまにあります

ヒメイカの雌雄差
ただでさえ小さなヒメイカをフィールドで見分けるには、ポイントがあります。
繁殖期に入った個体限定ですが、いくつかのコツをご紹介いたします。
まずは体サイズに注目しましょう。
写真のアマモの左側(下側)に着いている大きな個体がメスです。
そして右側(上側)の小さな方がオスです。
オスは黒っぽく、メスは黄色味がかった体色の場合が多いです。

そしてメスの胴をよくよく観察すると、先端に近い部分には卵を発見できます。
ここまで押さえられれば、その個体は確実にメスと言ってよいでしょう。


と、今回はここまでで次回「ヒメイカ Stories 2」でオスの特徴や繁殖、産卵や孵化などのお話をご紹介させていただきます!


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