Reincarnation

今年もこの季節を迎えました。

アオサの仲間は大潮に合わせて繁殖します。

これを皮切りに春濁りの季節を迎えるわけです。

今日も透明は悪く1m先も見えないほどです。

写真を撮ると透明度の悪さの原因が見つかります。

それは多くのプランクトンです。

動物プランクトンや植物プランクトンまで無数に写真に写りこみます。

ネジ状だったり棒状だったり光っていたりろ一つ一つが美しい。

こんな函館の海に感じる春濁りは約一ヶ月間続きます。

この透明度の悪さは大いなる海の恵みでもあります。

こんな営みはこれまでの長い時間脈々と続いて来たに違いない。

早く繁殖するものやじんわりと数週に分けて繁殖するものまで様々ですが気泡と共にちぎれて水面に浮き上がり広く拡散しながらまた繁殖する。

桜の前のこの季節はまた来年も繰り返されます。

儚い命は再生のため

UTORO流氷Ⅱ

女満別空港の午後便にゲストを送迎し南下開始。

さすがに函館にはたどり着かず千歳に一泊です。

流氷のツアーはそのタイミングで見られる光景は違うと思いますが今回は恵まれました。

下見も兼ねて4日間潜水できましたがその都度違った魅力がありました。

思った以上に生物も豊富でしたが最も印象的だったのは「ケモクライン」です。

塩分濃度の異なる部分にはサーモクラインのような層が出来上がりとても不思議な景観が広がっていました。

淡水層と塩水層の間に現れるケモクライン。静かにその境目に入り込むと不思議な世界が広がります。

淡水層と塩水層の間では見え方が異なります。

淡水層で昆布は生きていけず色が抜け枯れ始めます。

その淡水層では海藻上などに氷ができ始めやがて浮き上がり流氷と一体化していきました。

クリオネは塩水層にのみ暮らし淡水層に触れると動きを止めて沈む。